アメリカの学校では、毎朝朝礼で国旗に向かって唱える言葉「Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)」があります。
子供が自分から言わないと、この存在を知らないご両親も多いかもしれません。
異文化体験として私もどんなのか気になったので、まとめてみました。
- お子さんに意味を教えたい
- ちゃんと言えるように練習させるため、文章の内容を知りたい
- アメリカの朝礼でどんなことを毎日行っているか知りたい
- せっかくだから知っておきたい
という方はぜひご覧ください。
Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)の意味

Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)とは、簡単に言うと「アメリカ合衆国への忠誠心の宣誓」です。
全文と日本語での意味は下記の通りです。比較的短いので、毎日暗唱していれば自然と覚えられそうです。
I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.
(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います)
出典: Wikipedia
また、国旗に向かって忠誠を誓うため、礼儀を持った姿勢で言わなければなりません。
国旗規則により、忠誠の誓いは合衆国国旗に顔を向け、右手を左胸の上に置き、起立して暗誦しなければならないと定められている。私服の場合は、宗教的な物を除くいかなる帽子も取り去り、左胸の上に置かれた右手で左肩の上に掲げなければならない。軍服を着ている場合は無言のまま国旗に顔を向け、軍隊式の敬礼を行う
出典: Wikipedia
ちなみに私はPledge of Allegianceの存在を知らず、英語系YoutuberのKevin’s English Roomさんの下記動画ででてきて初めて知りました…!
動画としても非常に面白かったです♪
Pledge of Allegianceの発音を動画で学ぼう
Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)
という方は、Youtubeで練習することができます。
Texas Pledge of Allegiance(テキサス州の誓い)
また、Pledge of Allegianceに加えて我が子の学校(ヒューストン)では、下記の動画のようにテキサス州の誓い(Texas Pledge of Allegiance)も続けて暗唱しているようです。
お猿さんバージョンの動画の方が、子供向けの動画になっています。
初見の感想としては、「軍事国家&多民族国家って感じ」という印象を受けるものでした。
最近は君が代を歌わない生徒もたまにいる…という日本の姿勢は、アメリカでは考えられないことなのでしょうね。
全ての学校で行われる(頻度は学校によるようですが)ので、アメリカで育った人なら誰でも言える、誓いの言葉でした。
アメリカ国歌|The Star-Spangled Banner(星条旗)
ちなみに、アメリカ国歌はこちらになります。
原文
1番
Oh(O) say can you see, by the dawn’s early light,
What so proudly we hailed at the twilight’s last gleaming,
Whose broad stripes and bright stars through the perilous fight,
O’er the ramparts we watched, were so gallantly streaming.
And the rocket’s red glare, the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that our flag was still there;Oh (O)say does that star-spangled banner yet waveO’er the land of the free and the home of the brave.2番
On the shore dimly seen through the mists of the deep,
Where the foe’s haughty host in dread silence reposes,
What is that which the breeze, o’er the towering steep,
As it fitfully blows, half conceals, half discloses?
Now it catches the gleam of the morning’s first beam,
In full glory reflected now shines on the stream,’Tis the star-spangled banner, O! long may it waveO’er the land of the free and the home of the brave.3番
And where is that band who so vauntingly swore
That the havoc of war and the battle’s confusion,
A home and a country should leave us no more?
Their blood has washed out their foul footsteps’ pollution.
No refuge could save the hireling and slave,
From the terror of flight, or the gloom of the grave,And the star-spangled banner in triumph doth wave,O’er the land of the free and the home of the brave.4番
Oh(O)! thus be it ever, when freemen shall stand,
Between their lov’d home and the war’s desolation,
Blest with vict’ry and peace, may the Heav’n rescued land,
Praise the Power that hath made and preserv’d us a nation!
Then conquer we must, when our cause it is just,
And this be our motto—”In God is our Trust;”And the star-spangled Banner in triumph shall wave,O’er the land of the free and the home of the brave.日本語訳
1番
おお、君は見えるだろうか。夜明けの薄明りの中
黄昏の僅かな光の下に掲げられた我々の歓喜を浴びる誇り高きものが
その太い縞模様と輝く星々は危険に満ちた戦いを潜りぬけ
城壁の上で勇ましく翻っているあの旗を
ロケットの赤い光が、空中で破裂する爆弾が
我々の旗がまだそこに在るのを夜を徹して証明していたおお、あの星条旗はまだたなびいているだろうか自由の大地であり、勇者の故郷でもある場所で2番
濃い霧の岸辺にかすかに見える
恐れおののき息をひそめる敵の軍勢が
切り立つ崖の向こうで
気まぐれに吹く微風に見え隠れする
朝日を受け栄光に満ちて輝きはためく星条旗よ、長きに渡り翻らん自由の大地であり、勇者の故郷でもある場所で3番
戦争による破壊と混乱を自慢げに断言した奴等は何処へ
家も国もこれ以上我々を見捨てはしないと
彼等の邪悪な足跡は彼等自らの血で贖われたのだ
敗走の恐怖と死の闇の前では
どんな慰めも傭兵や奴隷達の救いたりえずそして勝利の中で星条旗は翻る自由の大地であり、勇者の故郷であるその場所で4番
おお、自由の民が立つ時、常にこうであれ
愛する家と戦争の荒廃の間で
勝利と平和に祝福された天に救われた地が
国家を創り守りたもうた力を讃えよ
正義の大義がある時、我らは必ず勝利を収めねばならない
そして我々のモットーは「神を信じる」ということそして勝利の中で星条旗は翻る自由の大地であり、勇者の故郷であるその場所で出典:Wikipedia
日本語補習校の入学式では、日米国歌斉唱が行われるのですが、小学校の入学式では、生徒はほとんど君が代は知らず、アメリカの国歌だけを歌っていました。(驚)
まとめ
Pledge of Allegianceについて解説しました。我が家の小学生は、この動画をみて、なんとなくの意味を理解したとこのことでした。
日本に帰っても覚えてるかな…?
当ブログでは、他にもアメリカ生活に役立つお得情報や子連れ家族向け情報を発信しています。
ぜひ他の記事も参考にしてみて下さいね。

