本記事では、テキサス州の主な交通ルールについて、日本との違いを中心にご紹介します。
運転免許証取得の体験談と簡単な筆記試験のおすすめ(Aceable)についての紹介記事は、下記をご覧ください。

アメリカの車の運転に関する用語集

Intersection | 交差点 |
Highway | ハイウェイ、基本無償を指す |
Toll way | トールウェイ、有料道路 |
pederstrian | 歩行者 |
crosswalk | 横断歩道 |
merge | 合流する |
flashing | 点滅 |
windshield | フロントガラス |
hood | ボンネット |
gear shift | レバー |
turning signal, blinker | ウインカー |
parking brake | サイドブレーキ |
trunk | トランク |
tire | タイヤ |
parking lot | 駐車場 |
roundabout | 環状交差点 |
traffic circle | 環状交差点 |
gas station | ガソリンスタンド |
flat tire | パンク |
Police Report | 警察レポート(事故等の時に必ず警察に書いてもらう。保険請求に必要) |
アメリカの運転ルール(テキサス州限りのもの有)

左ハンドル、右通行
ご存じの方も多いですが、アメリカは日本と反対側通行です。最初なかなか慣れません。
特に右折・左折の時に反対車線に入ってしまわないように本当に注意です。
ウィンカー(turn signal)とワイパーのレバーも逆になります。(これは今でも焦るとたまに間違えます…)
ブレーキパッド、アクセルペダルは同じです。
赤信号でも右折可(テキサス州のみかも?)
アメリカの場合、たとえ信号が赤でも右折するのに十分な環境であれば右折可能です。十分な環境とは
- 車両が来ていない
- 歩行者がいない
です。右折前には必ず一時停止が必要です。
逆に右折可能かつ右ウィンカー点灯しているのに、交差点(Intersection)で止まったままだと、後ろからクラクション(horn)が鳴らさせることがあります。
スクールバス

アメリカは子供に対してのサポートが強いです。スクールバスの乗降の際にはバスから一時停止サインが出され、バスの横を通り抜けるのは罰則ものです。
スクールバスを見たらかなり注意しましょう。反対車線のバスについても同様です。ただし、中央分離帯がある場合は、問題ありません。
基本的にこれは厳守しなければなりません。日本にはない文化なので、十分にご注意ください。
登下校時のスクールゾーン(学校周辺)

学校そばのスクールゾーンは、登下校の時間など制限速度が設けられます(時速20~30マイル以下の指定が多い)。
さらに登下校時に、多くの学校には警察車が待機し、見守りをしてくれています。
毎日20マイルオーバーしてつかまっている車を見るので、注意しましょう。
スクールタイムには、20マイル制限の黄色いランプがつきます。
何歳から運転できる?
これは、州によってかなり異なります。ちなみにテキサス州では、16歳から運転可能です。
ただし、若年者が運転する場合、保険料がかな~り高くなります。(それだけ事故が多いということでしょう…。)
踏切

日本ではどんな踏切であれ一時停止をしますが、こちらでは一時停止義務はありません。
むしろ止まると追突されるリスクが高まるので、止まらないようにしてください。
ただし踏切のすぐ先に信号があるなどで踏切内で止まってしまう可能性がある場合は、踏切に入るまでに止まりましょう。
四方向一時停止(4way stop)

信号のない十字路において、いずれにも一時停止サインがある交差点が多いです。
これは交差点に差し掛かって一時停止をした順に動く、というルールになっています。
仮に同タイミングで交差点に来た場合は、右側の車両が優先されます。
必ず一時停止をすること、安全のために譲り合いを心がけることを忘れないでください。
信号
日本では、時差式の信号も多いですが、一般的には縦方向、横方向に信号が変わるのが一般的です。
が、アメリカの場合、ほとんどが時差式で交差点ごとに違います。
そのため予測して早く動く、といったことはやめてください。大変危険です。
信号が変わってから動きましょう。
マナーは日本と比べて悪い(特に高速道路は危険運転も多いので注意)

- Houstonを走る限り
- すごいスピードを出す車
- 無理やり入ってこようとする車
- ウィンカーを出さない車
- ウィンカーを出し続けている車
など、危険な運転をする車も多いです。
ハイウェイ(無料の高速道路)
特にハイウェイ(無料の高速道路)ではこれらマナーの悪い車が多く、十分な車間距離をとるとともにスピードの出しすぎに注意してください。
またハイウェイの分岐箇所など結構複雑ですし、合流地が短かったりします。
ナンバープレート
新しく車両を入手した場合、日本と違い最初はナンバープレートが付いていないのが普通です。
その場合、仮番号が発行され、そちらをナンバープレートところに掲示します。
正式なナンバープレートが届くのに2~3か月かかります。(我が家は2ヶ月半かかりました)
車両登録制度
日本の場合、フロントガラスに次回車検の期日が書いてあるシールが貼ってありますが、アメリカでも似たようなシールが貼られています。
しかし車検ではなく、車両登録に関するものとなり、新車の場合は2年、それ以降は1年で更新となります。
この車両登録シールは、ナンバープレートの発行とともに手に入ります。
後述しますが免許取得に必要なため、車両登録シールの書類は絶対に捨てないでください。
また車両登録更新には、車検が必須となります。すなわち車検も新車の場合2年後から、それ以降は毎年車検の必要があります。
期日の1か月前あたりに書類で連絡が来るとのことで、ディーラーなどにもっていって点検(即日対応)、その書類を基に車両登録更新という作業になるようです。
車両保険

最初はpdfでもらうことになるので、印刷して車の中に入れておきましょう。
毎年更新で秋ごろに正式な保険書類(カード?)がもらえるはずです。
EZ tag(日本のETC)
日本でいうところのETCです。これは州によって異なります。Houstonの場合はEZ tagと呼びます。
フロントガラスの中央あたり(バックミラーの裏側当たり)にシールを張り、おそらくカメラでナンバープレートとこのEZ tagを読み取っているものと思います。
Eztagの専用有料道路があり、出口を間違えてしまって、この専用道路に入ってしまう可能性があります。
Eztagを持っていないとかなりの金額を請求($10程度。有料道路料金は$1とかから乗れます)されますし、何より焦って事故ってしまう可能性もありますので、早めにセットアップすることをお勧めします。
登録はWeb、オフィスの2種類があるようです。私はオフィスに行きました。その方が早いと言われたためです。
免許証の提示があります。国際免許証でも問題なかったはずなのですが、窓口の人にはナニコレ?って顔をされました。
その後、専用のPCで登録情報をインプットしました。
- 運転者情報
- ナンバープレート
- 車両情報
- クレジットカード情報
- その他運転者情報
などです。免許証情報の入力はありませんでした。この登録情報インプットは事前にWebでもできるかもしれません。
支払いは$20で、この金額がチャージされています。残りが$5を切ると、自動的に$20になるようにチャージされます。
改めて窓口に登録情報を印刷した紙を見せると、その場でActivateをしてくれて、専用のシールをもらいました。
家に帰ってEztagのウェブサイトから問題なくactivateされていることを確認しました。
カーナビ

Toyota車は、Apple carが利用可能です。車とUSB-Cでつなぐことで携帯のGoogle mapが表示されます。
Bluetoothははじめ繋がらず、焦りました。有線接続(しかもUSB-Cでの)が必要のようです。
サイドミラー
日本は自動で折りたためるものも多いですが、古い車は手動のものもあります。(日本車でも)
チャイルドシート(car seat)|日本のは使用不可
チャイルドシート(アメリカではcar seat)の認証の種類が日本と異なっているため、よほどのことがない限り日本のチャイルドシートは利用できません。
必ずアメリカで購入しましょう。

設置場所は後部座席限定です。また利用が義務付けられている年齢は州によって異なります。その制限も年齢と身長とあるので注意してください。
アメリカで回転式のチャイルドシートはあまり見かけません。
チャイルドシートの座る部分を取り外して、そのままベビーカーとして載せられるものを使われているのはよく見ます。
車上荒らし

よく起こると言われています。車の中に貴重品は残さないようにしてください。
どうしても車の中に荷物を残す場合は、後部のトランクスペースに入れるようにして、見えないようにしてください。
また、駐車する場所も、できるだけ人目のありそうなところを選んでください。
車はお店の目の前に停める
お店の入り口から離れたところに停めると、車上荒らしにあう可能性が上がると言われています。
買い物の注意
ビールなどアルコールは空けていないとしても飲む意志があったと見なされる可能性があるようです。
必ず手の届かない場所、可能な限りトランクに入れるようにしましょう。
免許証に関して

テキサスでは入国後90日以内に免許を取得すること、という基本ルールがあります。
しかしながら、路上試験で自分の車両を使う場合、車両登録がすんでいないと、すなわちナンバープレートが発行されていないと使えません。
や無負えず3か月を過ぎてしまう人も実情としては多いようですが、ルール違反となってしまうので、なるべく早めに準備に取り掛かることをおすすめします。
国際免許証
有効期限は1年です。ただし世界的には有名ではない(前述のEZ tagの例のように)ため、これを見せても免許証と思われない可能性が非常に高いです。
早めに現地の免許証を取得しましょう。
【番外編】日本の運転免許
海外在住の場合、期間中に切れても特例があります、制約もあるので赴任前に更新する方が好ましいです。
もしくは一時帰国時に更新(事前更新を依頼)することも可能です。
まとめ
アメリカの交通ルールは、左側通行等の良く知られていることのほかに、赤信号右折等、州によって異なるルールをはじめ、日本にはなじみがないことも多いです。
アメリカの運転免許取得の際に、学科試験(紹介割引ありのAceableが簡単でおすすめ)を受ける際に学習されると思います。
が、今一度本記事のポイントも併せて実技試験、その後の運連に生かしていただければ幸いです。
